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「いとぼうちえ」でネックウォーマーを編んでみました。やっぱり手編みより早い!長さたっぷりで首元が暖かくなりました。

 

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こんにちは、Knit BRANCHです。

本格的に寒くなってきました。頼まれたので、ネックウォーマーを編むことになりましたが、この寒さ、すぐにでも使いたいということで…

編み機「いとぼうちえ」を使って編んでみました。

出来上がりはこんな感じです。

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「いとぼうちえ」でネックウォーマー編む

編み図を決める

今回使用した糸は、ハマナカのアメリー。ふんわり柔らかくて、暖かそうです。 

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本体をメリヤス編みで正方形に編み、左右をとじて輪にする形です。今回は紳士用なので、サイズは60㎝×60㎝に編みます。

7号針で編むとすると、標準ゲージは19目・27段のよう。今回は編み機使用なので、ほぼ同じように編めると考えて、標準ゲージから目数を決めました。

作りたいのは幅60㎝なので、19×6=114目 これにとじ分の2目をたし、116目、長さも60㎝なので、27×6=162段(ただし糸は3玉分で終わりにします)と決めました。

「いとぼうちえ」でメリヤス編みをする

編み機以外の用意はこちら

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上からほぐした糸、洗たくばさみ、編み機の付属品、捨て編み用の糸、抜き糸、(メジャー、とじ針)残りの糸です。

ポイント

編み機で編むときは、糸は一度カゴにほどいてから使っています。糸の途中で結び目があった時にうっかり気が付かず進んでしまったり、編み機に引っかかって大変な思いをしたりするからです。毛糸の玉から糸を引き出すときに、始めのほうがきつかったりするので、目をそろえるためにもほどいています。 

次に実際に編むときの手順です。

  1. 必要な目数分の針を出す。
  2. キャリジを何回か動かし、針位置を整える。
  3. 一本おきに針を下げる。
  4. 捨て編み用の糸を通し、キャリッジを左から右に動かし1段編む。
  5. 編みだし板を下げる。
  6. 3で下げた針を戻す。
  7. そのまま捨て編み用の糸で何段か編む。
  8. 抜き糸で1または2段編む。
  9. 段数計を0に合わせる。
  10. キャリジを左側にセットし、本体用の糸を通して編み始める。
  11. 終わりは、はじめと手順が逆となり、抜き糸で1または2段編み、捨て編みをして編み機から外す。 

編んでいる時の様子(番号は手順の番号と同じです)

1.必要な目数分の針を出す。

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今回は116目必要なので、左右均等に58目まで出しています。

2.キャリジを何回か動かし、針位置を整える。 

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3.一本おきに針を下げる。

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針出し板を使って1目おきに針をもとの位置まで戻します。

4.捨て編み用の糸を通し、キャリッジを左から右に動かし1段編む。

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捨て編み用の糸をセットして、編みます。糸のはじめのところは、抜けたりしないように洗濯ばさみで挟んでいます。今回はダイヤルは7にセット。

5.編みだし板を下げる。 

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すべての目にかかるように、編み出し板をセットします。

6.3で下げた針を戻す。

7.そのまま捨て編み用の糸で何段か編む。

8.抜き糸で1または2段編む。 

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ピンク色が捨て編みの糸、黄色が抜き糸です。抜き糸には、クロバーの編み出し糸を使っています。あとから抜くときに糸のすべりがよくて、使いやすいです。

9.段数計を0に合わせる。 

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ここから本体を編みます。段数計を0にセットします。

10.キャリジを左側にセットし、本体用の糸を通して編む。

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アメリーで何段か編んだところです。左右の端はゆるみやすいのでおもりを掛け、間のところに編み出し板を掛けています。およそ10段くらい進んだら、針に近いほうへ掛け直ししながら編んでいます。

毎段面倒ではありますが、編みはじめの端2.3本を出してから編むと調子がいいです。 

11.終わりははじめと手順が逆となり、抜き糸で1または2段編み、捨て編みをして編み機から外します。

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本体は糸の都合で140段で終了しました。色が分かりずらいですが、濃いピンク色でつるっとしているのが抜き糸、少し薄い色の方が捨て編みです。編み終えたら、おもりを外してからキャリジを1回動かし、外します。 

仕上げ

針から外したら、くるくると丸め縦方向に引っ張り編地を整えます。 

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次に編みはじめと編み終わりを輪針に拾い伏せ止めし、左右の端をとじ針ですくいとじします。

出来上がりはこちら

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「伏せ止め」や「すくいとじ」のやり方はこちらの動画を参考にどうぞ。

参考動画:伏せ止め(表目)|動画|手編みと手芸の情報サイト あむゆーず

参考動画 :すくいとじ(メリヤス編み)|動画|手編みと手芸の情報サイト あむゆーず

使用した道具や材料

編み機「いとぼうちえ」

毛糸 ハマナカ「アメリー」 

抜き糸 クロバー「編み出し糸」

捨て編み用の糸

あまりぼそぼそしないような綿の糸が向いていると思います。

たまたまレース検定用に編んでいた糸の半端があったので、オリンパスの「エミーグランデ」をずっと使っていますが、同じような別の糸でも構わないと思います。捨て編み用の糸は繰り返し使えるので、まだしばらくはこの糸を使っていきます。 

編んでみて

今回久々に機械編みをしましたが、やっぱり早い!とじたりというところの手間は手編みと変わりありませんが、糸のおかげかふっくら編めて暖かそうです。今回は紳士用なのでシンプルに仕上げましたが、ふち編みをしたり色を変えてみたりしてもよさそう。

糸はハマナカのアメリー、今回は黒を選びました。真っ黒ではなくて少しこげ茶の部分があり、メリヤス編みでも深みのある仕上がりになっています。編み機で編んでも、動きはスムーズで使いやすい糸でした。

ちなみに仕上がってからゲージをとったところ、目数のほうは表示通り、段数は少しだけずれがありました。ウェアなどきっちり編みたいときには、機械編みといえどもゲージをとる必要があるようです。

今回は編み機で編みましたが、もちろん手編みでも大丈夫。サイズなど参考にしてくださいね。

 

いとぼうちえで編むネックウォーマーの紹介でした。
編み物の参考になれば幸いです。

 

関連記事:  抜き糸の使い方のまとめ( いとぼうちえ で機械編み)

カテゴリー:機械編み