こんにちは、Knit BRANCHです。
最近、編み機「いとぼうちえ」を使って機械編みしています。編み機でメリヤス編みする時は、捨て編みから始まるのですが、捨て編みと本編の間に抜き糸というものを入れています。今回は、抜き糸の使い方をまとめています。
抜き糸の使い方
編み機で編んでいるときに、途中で抜き糸を入れています。どこに入れているかは、ネックウォーマーを編んだときにまとめた記事を参考にしてください。
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今回は、入れた抜き糸をどう使っているのかというところをまとめます。
抜き糸を利用して、本編を棒針にとるには
編みあがったものを編み機から外すとこんな感じになっています。
下から本編、黄色が抜き糸、ピンク色が捨て編みです。
次に捨て編みを本編の途中から手前に折り返します
折り返すと、黄色の抜き糸の間に黒い本編が見えます。ここを棒針で拾っていきます。
拾っていくときは、左手ではさむように持ち棒針で拾っていきます。向こう側から手前に針を入れます。
すべて拾ったら、目数を確認して抜き糸を引いてきます。
長くなる時は、端ではなく中央あたりを引くとスムーズに引っ張ってくることができます。
抜き糸を引いて抜いてしまえば、捨て編みは本体から外れます。
捨て編みに使った糸は、時間のある時にアイロンのスチームを当てて伸ばし、巻いておきましょう。繰り返し使えますよ。
抜き糸を利用して、かぎ針で伏せ目をする
編み機の説明書にも載っていますが、目を拾いながら伏せ目をするとそのまま端を伏せ止めできます。この写真では、抜き糸もピンク色です。
かぎ針で拾う場合も、捨て編みを手前に倒し、抜き糸で編んだ部分を左手で挟むと、拾うところがよく分かります。
かぎ針は手前から入れます。目をねじらないように気をつけましょう。
伏せ止めが終わったら、棒針の時と同様に抜き糸を引くと捨て編みが外れます。
抜き糸を入れなくても同じように作業はできますが、編みやすくなったり、次の作業に早く進めたりします。抜き糸は毎回同じものが使えて無駄にはなりませんので、ぜひ試してみてくださいね。
抜き糸として利用している糸