こんにちは、Knit BRANCHのtomoです。
基本の靴下、出来上がりました(^^♪
全体の説明の前に、最もつまづきやすい、かかとの部分を詳しく紹介します。写真を使用し、細かいところまで載せていくつもりです。どうぞよろしくお願いします。
靴下のかかとを編む その1
編み図はこちら
足首の部分を40目で編みました。すべてメリヤス編みです。その半分の20目を使って、かかとの部分を編んでいきます。この後もメリヤス編みなので、編目記号は入れず、矢印で編む方向を示しています。参考にしてください。
今回は前半部分、編み残す引返し編です。
1段目から6段目まで編み、7段目・8段目で段消しします。行ったり来たりしながら編んでいると、どうしてもすき間が空いてしまいます。そのすき間を埋めながら(段差を消しながら)編むのが、段消しです。
足首の部分は、水色の糸で編んでいます。分かりやすいように、かかとの部分は緑色の糸で編んでいきます。
折り返すところまできたら…
- 糸印をつける
- 編地の向きを変える
- 最初の目はすべり目にして
- 続けて編みます
同じことを何回か繰り返します。手順を覚えてしまいましょう。
続いて反対側です。
何となく2目ごとに分かれていますね。このすき間を段消しします。上の編み図で7段目のところです。ここからは、糸印の使い方に注目してくださいね。段消しは白い糸で編んでいきますが、最初の目はすべらせているので、緑色のままです。
③の時、針にかけるのは、糸印ではなく引きあげてきたループです。
④のところ、2目一度したらそのまま向きは変えず、編み進んでください。端に行くまでに、2目一度を3回することになります。端の目を編んだ後の糸印は、甲側とのすき間を埋めるために利用します。忘れずにつけておきましょう。糸印をつけたら、向きを変え、最初の目はすべらし、編み進みます。
続いて編み図の8段目のところです。反対側の段消しは、裏を見ながらの段消しとなるので、少しやり方が変わります。
⑥のところ、写真ではまだ糸印が付いていませんが、この後糸印をつけてから向きを変え進みます。この時も端の目はすべらせます。
今回使った編み残す引返し編は、肩下がりやダーツを編むときによく使われます。編物検定3級の受験の手引にも説明が載っていますので、お持ちの方は確認してくださいね。
次は後半、後編に続きます。