こんにちは、Knit BRANCHです。
今回は棒針編みで編み込みをするときの、糸の渡し方のポイントについて。
編み込み模様とは、裏側で糸を渡しながら、2色以上で編む模様です。写真はカーディガンを編むために試し編みをしているものです▼
糸の渡し方
編み込みをしていくうえで、難しいのは糸のさばき方。どんどん編んでいくうちに、糸が絡んできて、仕方なく糸を切って続きを編むというときありませんか?
そうならないために・・・
ポイントはひとつだけでした。
糸は平行に渡す
糸を交差せず、平行に進ませること。
それだけを気をつければ大丈夫。
2色の渡っている糸が上になったり下になったり交差すると、糸がねじれてからんでしまいます。2色の糸を上の糸、下の糸と決めてから編みましょう。
左右に分けて糸を持つ場合は、右が上、左を下にすると編みやすいです。
それぞれの毛糸も左右に分けて置いておくと、分かりやすいです。
往復編みするときは
往復編みの場合、裏を見て編むこともありますが、上の糸、下の糸は変わりません。
気をつけるところは別のところにあって・・・
例えば表から裏に行くときに左から右に回転させたら、裏から表に戻るときには右から左へというように逆向きに回します。
片方に回転したら、次は戻すように動かせば、糸の交差も元に戻ります。
上の糸、下の糸の決め方
上を進む糸と下を進む糸、これを決めてしまえば編み込み模様もからまず編めるようになります。
では、どちらの色を上の糸にしたらいいのでしょう?
濃い色?
薄い色?
どちらでもいいのかな?
そこでポイント!
「片方の色がもう片方より目立つということを知る」
上を進むのか下を進むのかによって、模様の出方が変わります。私の場合は下を渡る糸の方がよりはっきり見えます。どうしても上の糸の色の方が目が詰まってしまい、ほんの少しだけ目が小さくなってしまうからです。
そのため、
目立たせたい色を下に、
地糸(背景となる色)を上に
しています。
しかし、
どちらの目が大きく見えるかは編み方によって個人差があるようです。上を進むのか下を進むのか、両方試してみるときっと違いが出るんじゃないかな。
試し編みしたもの
▲試し編みの途中で糸を上下入れ替えました(右手と左手の糸を持ち替えます)
黄色で囲んだところでは白い糸がハッキリ見えますが、枠の下にあるピンク色の糸は埋もれてしまいました。模様がよりはっきり出るほうが、いいなと思います。
裏から見ると
▲裏の糸の渡り方です。
表から見ると、配色糸が目立ちますが、裏からは白の地糸がよく見えます。どちらか1色が長く続くときは、途中で糸をからませています。ポコポコ山になっている部分がその部分です。
からませ方はまた別の機会にでも・・⇐2022/2まとめましたので一番下にリンク貼っています。
編み込み模様に挑戦しようヽ(´▽`)/
初めて編み込み模様を編む時は、ネックウォーマーなど表だけを見ながらぐるぐる編む作品に挑戦してみましょう。
並太くらいの糸をいつもより少し細い針で編んでみると、編み目が詰まり模様もくっきりして、きれいに編みあがります。
まずは試し編みをしてみましょう。
裏に渡る糸が均等になるように。
編み込みで編んだものは糸が2重にわたり、ふっくらとして暖かいです。寒い冬に向けて、編んでみませんか?
今回はパピーのシェットランドを5号で編みました。糸割れも少なく色も豊富で、編み込みに使いやすい糸です▼
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もっと細い糸を使うなら、パピーのブリティッシュファインもおすすめ。フェアアイルを編むときにもちょうどいいです。
肌触りはシェットランドの方が柔らかく、こちらはブリティッシュエロイカに似ています▼
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この本すてき▼
今回試し編みをしていた編み込み模様のカーディガンのできあがりです▼
編み込みすると暖かいよ
糸のからませ方はこちら▼