こんにちは、Knit BRANCHです。
手紡ぎ糸のこと、その特徴を1つずつ記録しています。
今回はコーモブレンドについて
この糸は濃い茶色。コーモという羊の毛が使われています。コーモというのは、メリノとコリデールのハイブリッド種なんだそう。今回ブレンドと書いたのは、そこに2種類の別の毛が混ざっているから。弾力を出すために、あえてブレンドされているそうです。ブレンドという言葉、紡ぎ手さんは使わないかな?ちょっとコーヒー豆みたいですが、分かりやすいので、あえてその表現に。そのブレンド具合は、長年の経験によるのだと思います。編みやすいように、本当によく考えられていて、こちらの方もその気持ちにこたえられるよう、ていねいに編んでいます。
編み地はこんな感じ
上の方はメリヤス編み、下の方はねじりゴム編み。まだアイロン前ですが、目の揃いやすい糸です。ふんわりとしているけれども、張りがあって、きっちり編んでいくことができます。5から6号を使って編んでいます。このあたりの号数が手も疲れず、長く編むことができますね。手紡ぎというと、もう少し太い糸が多いように思うので、このくらい細い糸をふんわり紡ぐのは、難しいのかな?今回は小物を編んでいますが、カーディガンなどウェアにもピッタリだと思います。軽く仕上がって、暖かく着られそうな糸ですね。
今回は、コーモブレンドの手紡ぎ糸の記録でした。
編み物するときの参考になれば、幸いです。
手紡ぎ糸で編んだセーターはこちら