こんにちは、Knit BRANCHです。
今回は、編んでいるセーターを使って、ラグランセーターのとじはぎの手順をまとめます。本に載っている手順とは少し違うけれど、すくいとじが楽にできる方法です。
とじる前とできあがりの形
▲編んだパーツを並べると写真のようになります。手前が前身頃、その反対が後身頃、両サイドが袖です。
▲この形になるように、とじはぎします。
1 ラグラン線をとじる
▲まずは、4か所あるラグラン線を下からとじます。端の目と端から2番目の目との間の糸をすくいながらとじていきます。
すくう時に、ここは左側が先行するようにすると、ちょうどよくとじられます。
写真の黄色の部分は最後にまとめてメリヤスはぎするので、そのままにしておきます。
▲とじ終わると、こんな感じ。ラグランスリーブの場合、多くは端の目を2目ほど立てて減らし目をしているので、比較的とじやすいと思います。
2 身頃をとじる
▲身頃の脇の部分をとじます。こちらも下から順にとじますが、ここは右側が先行するようにとじます。
▲実際は先にラグラン線をとじ終わっているので、上の写真の状態からとじます。
3 そでをとじる
▲写真の方向に袖をとじます。実際はラグラン線も身頃もとじた後にとじます。ここも右側が先行するようにとじていきます。
4 わきをメリヤスはぎする
▲わきの下がぽっかり穴が開いているので、そでと身頃をメリヤスはぎします。編み地の方向が向かいあうようになるので、半目ずれた状態ではぎます。
▲はぎ終わるとこんな感じです。
とじはぎする時に気を付けているポイント
- とじる手順の決め方について
とじはぎするときは、糸が長くなりすぎないようにしています。糸がすれていくと徐々に弱くなりますから、一度にとじる長さは程ほどに。 - どちらからとじるかについて
身頃や袖の伏せ目で減らすところで、伏せ目をする段が1段ずれます。そのため、とじる部分の1段多い方からすくい始めると、終わりがちょうどよくなります。
とじ針はこちら▼
程よい太さが揃っていて使いやすい!とじはぎするときは太いものを、糸始末するときは細いものを使っています。
ケースに入っているタイプもかわいい▼
できあがり
▲プルオーバーはこの後糸始末をし、衿を編みました。衿は3段ガータ編みを編んで伏せ目をして、落ち着かせています。スクエアネックの形もくずれず、ほど良くまとまりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。