こんにちは、Knit BRANCHです。
ソックヤーンの試し染めをしています。酸性染料の赤、青、黄の3原色を使用して、今回は混色に挑戦します。すべて3%o.w.fにしますが赤と青を1:1の比率で混ぜたり、1:2で混ぜたりします。染め方は前回の単色染めと同じ方法です。酸性染料を使用した染め方は、こちらにもまとめています。
混合の比率を決める
染料を溶かした溶液(100mあたり1グラムの染料が溶けています)を3色用意しました。右側にあるのは90%酢酸です。吸収促進剤として使用します。糸は前回に引き続き、ウールとナイロンのソックヤーンです。
3%o.w.fで染めたいので、小さいビンの溶液を合計30ml使います。例えば青と黄色を1:1で染めたいときは、青を15g・黄色を15g使いました。
染色液を作る
まずは青を15g入れます。
次に黄色を15g入れ、合計30gにします。
大きいビンに水を加えて準備完了です。
3パターン作りました。左から赤と黄、赤と青、青と黄です。
加熱
使用した糸は、前回と同じく4plyソックヤーンを10gずつです。写真は染め終わって放冷中に撮りました。一番左がほんの少し赤い色が残っているようです。もうこれ以上色が入らないのかな?赤の染料を使用して染めるときは、すっきりとした透明にはなりません。
染めあがり
ビンから取り出ししぼった状態です。赤に黄色が入ったら、鮮やかな赤になりました。きれい!そして一番右側は3色の混色。茶色になるって聞いたこともあったけど、一般的な茶色とは違う微妙な色。しかもムラになってしまいました。3色混ぜは難しい。
ほかの比率の場合
別の比率でも染めてみました。こちらも脱水後。区別をするために名前を付けておくなら、右側からあおむらさき、あかむらさき、きみのみどり、あおみどり、だいだい、きみのあかといったところでしょうか?
染色結果をまとめて
追記:糸が乾いたので、これまでに染めたものを並べてみました。
こうして三角に並べてみたら、分かりやすいかな?
使用した染料は
カヤノール ミーリング エロー5GW
カヤノール ミーリング レットBW
カヤノール ミーリング ブルーBW
すべて3%o.w.fです。
感想
ざっくりとした感想では、混色では赤はとにかく色が濃く出やすいです。青もわりと強く黄色はたくさんたくさん入れてやっと色が出るというイメージ。
だから、黄緑色とかオレンジ色など黄色を強く出そうと思うときは、黄色をたくさん溶かしたところに赤や青はほんのちょっぴり。
染めているうちにわかってくることもあります。初めからオレンジ色の染料を買えばそんな心配はいらないのですが・・・
最後までご覧いただきありがとうございました。