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ブリオッシュ編み攻略 4回シリーズ 第4回「イギリスゴム編みを2色で編む」

 

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Leafy ナンシー・マーチャントのブリオッシュ編み: 裏も表も不思議な模様が楽しい、色とりどりのスヌード&スカーフ

出典:「ナンシー・マーチャントのブリオッシュ編み」 

注:ナンシー・マーチャントさんの本はとっても詳しく説明が載っています。ブリオッシュ編みだけ編みたいという場合にはそちらを見ながらすぐにでも編み始められますから、こちらはすっ飛ばして本の購入をおすすめしますd(^_^o)

こんにちは、Knit BRANCHです。

ブリオッシュ編みを編むために編み物テクニックをおさらいしています。

 

第1回に戻るときはこちらから▼ 

www.amimono-seikatsu.com

 

やったー!ようやく2色ですヽ(´▽`)/

第3回まででイギリスゴム編みを2通りのパターンで編めるようになりました。今回はいよいよ2色で編むイギリスゴム編みです。

ポイントは

  • どちらの面を編んでいるのか
  • どの色で編むのか

の2点です。

出てくるパターンは2色×2面の4通り。編み込み模様とは違い2色同時に編むことはありませんから、落ち着いて順番通り編みましょう。

 

 

 

「イギリスゴム編みを2色で編む」

道具と毛糸

並太毛糸 
棒針(玉なし)6号

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▲この写真毎回使用していますが、ようやく2色使うところまで進みました。

概要

今回の操作は4通り、今までにイギリスゴム編みを2種類編んできましたが、今回はその両方を使いながら編みます。2通りの編み方とは、

Ⓐ 表目は編み、裏目はかけ目とすべり目⇐第2回の方法
Ⓑ 裏目は編み、表目はかけ目とすべり目⇐第3回の方法

ブリオッシュ編みは両面に模様が出ますが、増減が入ってきたりすると模様は若干異なり完全なリバーシブルではありません。

表裏ができるということです。

今回は薄いほうの白を表に、濃いほうの赤を裏にしました。

編地は端が表目の方を表にしています。

編む前の約束事

  • 薄い色(今回は白)を表に、濃い色(今回は赤)を裏にします。
  • 編地の端が表目の方を表にします。
  • 端の目は薄い色(今回は白)で編み、濃い色(今回は赤)を編むときは編まずにすべり目にします。
  • 1段ずつ白⇒赤の順に追いかけるように編みます。順番は変わりません。
  • それぞれの面では薄い色、濃い色のうち見せたい方の色を表編みして、あいだに隠れる色を裏編みします。

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▲第3回が終わって写真のようになっています。端の目は少し隠れていますが、裏目です。かけ目がない状態で始めたいので、1目ゴム編みを2段編んでください。面倒な場合はこのままでも編めます。

 

 

 

 ブリオッシュ編みを編む

 ステップ① 濃い色(赤)の面を薄い色(白)で編む

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▲編む前に赤い糸で糸印をつけておきましょう。こちらの面は裏(赤)になります。

まずは端の目を編みます。白で編むときは表裏に関係なく端の目を必ず編みます。

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▲こちらの面では赤が見えるようにしたいので、白は裏目のみ編み、表目はかけ目とすべり目になります。写真はかけ目とすべり目をしたところ。

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▲次の目は裏編みします。 

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▲繰り返して端まで編みます。薄い色(白)で編んでいるので、端の目も編みます。

 ステップ② 濃い色(赤)の面を濃い色(赤)で編む

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▲続いて濃い色(赤)です。編地を右に寄せて今度は赤色で編めるように準備します。

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▲端の目は先ほど薄いほうの白で編みましたから、すべり目にします。

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▲続いて表目です。先ほどかけ目とすべり目したところを2本一緒に針に取って表編みします。

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▲次の目はかけ目とすべり目をします。

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▲繰り返すと写真のようになります。

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▲拡大すると、編んだ目とかけてすべった目(かけ目とすべり目)が並んでいるのが分かります。 

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▲端まで編みました。最後の目はすべり目にしますが、濃いほうの赤色は端に出ないようにするため1つ手前の表編みを編んだらそのまま向こう側においておきます。

実際のブリオッシュ編みでは2色の糸を針にかけた後、準備の段としてこのステップ①と②を編みます。 

 

 

 ステップ③ 薄い色(白)の面を薄い色(白)で編む

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▲編地の向きを変えました。今度は端の目が表目です。こちらの面は薄い白が見えるように編みます。そのため表編み部分を白、裏編み部分を赤で編み、それぞれ編まない目はかけ目とすべり目をします。 

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▲今回も薄い白を先に編みます。端の目は表編みします。

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▲続いてかけ目とすべり目をします。

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▲表編みします。

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▲繰り返します。端の目は表編みをします。

 ステップ④ 薄い色(白)の面を濃い色(赤)で編む

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▲濃いほうの赤色では端の目は編みませんから、端の目はすべり目にします。

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▲続いて次の目をかけ目とすべり目2本一緒に裏編みします。

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▲続いてかけ目とすべり目します。

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▲端の1つ手前の目まで編んで、端の目はすべらせます。

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▲ここまでで4通りの編み方ができました。この後はこの4通りの編み方を繰り返し編みます。

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 ▲次は薄い白色で裏編みするところから始まります。

 

 

 

気を付けるところ

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▲ブリオッシュ編みでは編みこみ模様とは異なり、端のところで糸を交差させたりはしません。また濃い色が端まで進んでしまい回り込むようになると、丸印をつけたところのように目立ってしまいます。

端は薄い色のみ、濃い色は一歩控えて

という編み方をしてくださいね。 

できあがり

しばらく編むと色の違いがはっきりしてきます。

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 ▲薄い色の面です。

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▲濃い色の面です。

 

 

 

これで4回シリーズは終了です。

目を増やしたり減らしたりすることによって、すてきな模様ができあがります。増やし方や減らし方、すてきなデザインはマーチャントさんの本にたくさん載っていますから、ぜひ挑戦してみてくださいね(*´∀`)♪ 

 

 

 こちらは英語版の分厚い本。色の組み合わせがとっても素敵で参考にしている本です。

Knitting Brioche: The Essential Guide to the Brioche Stitch

Knitting Brioche: The Essential Guide to the Brioche Stitch

  • 作者:Marchant, Nancy
  • 発売日: 2010/01/13
  • メディア: ペーパーバック
 

 

補足:イギリスゴム編みは間違えたときの訂正が難しいので、途中で糸を通しておくことをおすすめします。

リセット・ラインと私は呼んでいたけど、マーチャントさんの本ではライフラインとして紹介されていました。

英語でライフラインとは命綱のこと。

まさにその通り!

 

早くあの葉っぱ模様が編みたーい

 

そうそう、マーチャントさんの本ですが、訂正があったようです。購入された方、もしも確認まだでしたら、チェックしてね。下のページの中の正誤表のところです。

Leafy ナンシー・マーチャントのブリオッシュ編み | 株式会社誠文堂新光社

 

こちらもおすすめ!只今フリッキングに挑戦しています。 

最後までご覧いただきありがとうございました。