こんにちは、Knit BRANCHです。
すくいとじの時にふと思うことはありませんか?
この糸どこまで引いたらいいの?
途中で糸がなくなりそう?
やっぱり糸は長めじゃないとね
そんな時に思い出してほしいページです。
すくいとじってどこをすくったらいいの?という場合はこちらも見てね
1つ目のポイント とじ糸の引き方
メリヤス編みの編み地をすくいとじしています。3か所ほどすくってこれから糸を引くというところです。
▲ついつい糸の先を引いていませんか?
経験上、ここを引くとややきつめになることが多いようです。一度引いてしまった糸をゆるめるのもなかなか大変です。
▲そこで、一つ前にわたっている糸を引きます。針をかけている部分です。
▲ヘアピン型に2本一緒に引いています。この方が力が入りすぎないので目が詰まりにくくなります。
▲そのあと糸先を引きます。
▲この時最後まで引き切らず、矢印のところのように少し残すようにします。
▲そうすることによって、次の目の拾う位置が分かりやすくなります。
一度に引かずステップを踏むことによって、ぎゅっと詰まりすぎたり、次の目を拾うために無理に広げたりということがなくなりますよ。
写真は次の目を拾ったところです。
2つ目のポイント とじ糸の引き具合
ちょうどいい引き具合を考えてみました。一つの参考としてください。
▲とじた編み地をギューッと横に引っ張ります。
▲矢印のとじたところのすき間がほかの部分と同じくらいだったらちょうどいいなと思っています。
引きすぎるとここが全く開きません。
その場合、編み地はとじたところだけ伸びがなく硬くなってしまいます。
もちろん伸びて困る場合はきっちり詰めますが、そういう場面は多くない気がします。
3つ目のポイント 糸が足りなくなったら
糸が足りなくなるのが怖くてながーい糸で頑張っていませんか?
あまり長すぎるとやり辛いですし、糸もすれてしまったり、よりがなくなりぼそぼそしたりもします。
「足りなくなったら足せばいい」くらいの気持ちで、作業しやすい長さでとじましょう。
▲残りの糸が短くなりました。
▲そういう時は、次に使う糸と合わせて2本一緒に針に通します。
▲そのまま2か所ほどすくいましょう。
▲2か所は糸が2重に通っています。
▲左側、黄色の矢印の糸はここでおしまいにして、糸は切らずに裏側に通しておきます。
ここから先は右側の赤い糸でとじます。
▲これからとじる糸を引き、先の方が長くなるようにずらします。
▲端が5~10㎝になるまで引きます。
▲端の糸はあいだを通して裏側に出します。
この後は新しい糸を使ってこれまでと同じようにとじます。
▲最後に裏に残っている糸の糸始末をします。写真のように2本あります。
▲重なっている部分があるので、交差はしません。
▲とじ代部分の目をすくって糸を通します。
▲通し終わりました。
▲端の糸を切っておしまいです。
▼すくいとじするときは先が丸いとじ針を使いましょう。
▼ケース入りもかわいい
すくいとじ、慣れてくると楽しいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。