作品タイトル「手紡ぎショール 羊の温もり」
2021/5/26
こんにちは、Knit BRANCHです。
いつかは手紡ぎ糸で作品として仕上げたいと思っていました。この度、ヒツジゴトさんとの2年越しの夢がかない、士別サフォーク研究会主催の「全国ニット大賞」に向けてショールを編みました。
糸はすべてヒツジゴトさんの手紡ぎ糸を使用しています。ヒツジゴトさん、現在は山梨県にいらっしゃるので打ち合わせは完全リモート。
色味とかサイズから予想する必要な長さとかお伝えして、試し編みをしたら写真を撮って送ったり、あれやこれやと相談していると何とかなるものですね。
最終的にはグラデーションの色味は完全にヒツジゴトさんにお任せしてしまって・・・私は色の変化を楽しみながら手紡ぎ糸の編み心地を満喫する、というぜいたくな経験ができました。
制作過程のこと
使用した手紡ぎ糸
▲ずらっと並べるとこんな風。若草色から桜のようなピンク、そして夕やけのような緋色に向かって徐々に変わっています。
▲このかせ糸のまま飾っておきたいくらい。結局10日くらいはそのままながめていた気がします。
▲あいだにはさんだコリデール。ちょっと張りがあって編地をしっかりまとめてくれました。
▲近づいてみるとこんな感じ。かせによって少し濃淡があるので、これだけでショールを編んでも深みが出てかっこいい仕上がりになりそう。
かせから巻きへ
▲巻かないと編めないので一気に巻き巻き。
▲編んだ時を想像しながら並べてみました。
編むところ
色々試行錯誤はあったのですが、そこは省きまして・・・
▲ここまでで半分ちょっと。引上げ編みを使いグラデーションの糸とふちどり模様の糸を交互に編み進めます。
▲このうすピンクからオレンジに移ったあたりが一番好き。写真では伝わりにくいけど、色のからみがたまらないのです。
▲とにかくひたすら編み進め、本体部分を編みきったところ。
できあがり
▲サイドのふち編みとフリンジをつけて完成です。フリンジ用には1巻き編むごとに少しずつ糸を残していました。ミックス色のフリンジとコリデールのみのフリンジです。
▲そのまま羽織るだけでも軽くて暖かい。腕の先まですっぽりおさまります。
▲巻きつけると肩がさらに暖かい。意外とすべり落ちることなくそのままの状態でキープできました。
普段用にもう1枚このサイズで編もうかなっと思っています。
サイズは70㎝×180㎝くらい
本体は棒針編み、ふち編みはかぎ針編みです。
手紡ぎ糸は700g用意していただきましたが、少し余裕がありました。
最後に「全国ニット大賞」のこと
https://www.facebook.com/shibetsu.suffolk/
全国ニット大賞は士別サフォーク研究会さんが主宰されています。情報はFacebookでも見られます。過去の入賞作品を写真で拝見しましたがどれも素晴らしく、今回、実際に見られたらいいのですが…
今回の展示は、士別の羊と雲の丘にある「世界のめん羊館」にて6月21日より始まり、8月21日までとなっていました。詳しくは主催者の方のページをご確認ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。