こんにちは、Knit BRANCHです。
ブリオッシュ編みを編むために編み物テクニックをおさらいしています。
4回シリーズの第1回はこちら
今回はイギリスゴム編みの別バージョンです。これはあまり普段は使わない編み方です。でもブリオッシュ編みには絶対必要なテクニック。これを練習しておくと2色で編むブリオッシュ編みにスムーズに進めると思います。
「イギリスゴム編みを編む その2」
前回編んだようにイギリスゴム編みは「編む」と「かけてすべる」の繰り返し。ゴム編みよりもふっくらとした編み地になります。
前回の第2回では表目は編んで、裏目はかけ目をしてすべりました。今回はその逆になります。
つまり表目はかけ目をしてすべり、裏目は編みます。前回の編み地に続いて早速編んでみましょう。
道具と毛糸
並太毛糸
棒針(玉なし)6号
早く2色で編みたいですね。次回第4回は2色で編みますからもう少しだけ頑張りましょうd(^_^o)
準備
まずは、1目ゴム編みを1段編みます。かけ目が残っていると混乱しますから、ここでかけ目なしの1目ゴム編みを1段編んで、リセットした状態にします。
▲写真はかけ目なしで1段編み、向きを変えたところです。端の目は裏目です。ここからスタートします。
ここから先、糸は左手にかけています。右手にかける場合は操作がかわりますから下のほうの「右手にかけて編む場合」を参考にしてください。
イギリスゴム編み(別バージョン)の編み方
(端が裏目のとき)
▲端は裏目になっているので裏編みします。
▲次の目は表目なので、かけ目とすべり目をします。
繰り返しになりますが、かけ目は糸を針の手前から向こう側に向かってかけ、すべり目では左の針にかかっている目を向きを変えないように右の針に移します。
写真はかけてすべったところです。
▲続いて裏目を編みます。
▲同じ操作を繰り返します。最後の目は裏目なので裏編みします。
(端が表目のとき)
▲最初は表目なのですべります。端の目は例外的にかけ目はせず、すべるだけにします。次の目は裏目なので編みますが、前の段でかけ目をしているので、2本一緒に編みます。
写真はすべり目と裏目を編んだところです。
▲次の目は表目なので、かけ目とすべり目をします。
▲同じ操作を繰り返し端まできました。端の目は表目です。こちらもかけ目はせず、すべり目のみです。
▲向きを変え(端が裏目のとき)から繰り返します。
右手に糸をかけて編む場合
かけてすべるところの操作が少し違います。
▲2本一緒に裏編みが終わったところです。この時糸は手前にあります。
▲そのまま次の表目をすべります。
▲ここで糸を向こう側に回し再び手前にします。これでかけ目とすべり目ができました。
▲次の裏目のところは2本一緒に針で取り、裏編みします。
▲操作が終わった時は糸は手前にあります。
操作の順番が変わってしまうとかけ目がうまくできません。すべる目に糸を添わせるようにかけたいので、この順番で針と糸を動かします。
編めました
▲何段か編むと写真のようになります。操作方法は変わりましたが、この方法でもイギリスゴム編みが編めます。
端の目が表目の段を編んだところで次の第4回に進みます。
第4回に進む前のポイント
2色でのブリオッシュ編みでは、前回と今回の2通りのイギリスゴム編みを組み合わせて編みます。
どちらの方法でも目の大きさが変わらないように練習しておくと、ブリオッシュ編みを編んだ時の仕上がりがきれいになりますよ。
次回は第4回「イギリスゴム編みを2色で編む」です。
やっと2色で編めるね
最後までご覧いただきありがとうございました。
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