こんにちは、Knit BRANCHです。
本屋さんに寄ると、必ず手芸コーナーに立ち寄ります。自分で編み物をしていても、見ているだけで癒される本ってありますよね。
そんな中で、この本すごく素敵!と思ったものを紹介します。
2018/春 見ているだけで癒されるとっておきの編み物本2冊
まず1冊目は、
以前より作家活動をされているchi・chiさんのはじめての出版本です。
なんと刺しゅう糸を編んでいます。太さだけ比べれば、レース糸の細いものとあまり変わりないのかもしれませんが、レース糸が強いよりがかかっているのに対し、刺しゅう糸はほぼストレート。ふっくらと表情豊かに編めますが、糸割れの心配もあります。慎重に編んだ方が、良さそうですね。
そして、この本の中に掲載されているのは、野の花。この微妙な色合いは、刺しゅう糸ならではで、限りあるレース糸の色数では表現しきれません。
実際の作り方は、ざっくりいうと生花のコサージュを作る時に似ています。
生花の時はフローラルテープって言ったかな?伸ばすと粘着するテープを茎に見立てたワイヤーに巻いて仕上げていましたが、その部分も糸を巻いて仕上げています。
細かいところまでこだわりのある素敵なコサージュ。編むところだけではなく、仕上げの部分もカラー印刷で、写真をたっぷり使用して説明されているので、とっても分かりやすいHow to本です。
難易度で言えば、普段からレース糸のような細い糸を編んでいる方なら、見ながら編めば、スムーズに最後まで仕上がりそう。細い糸になじみのない方は、刺しゅう糸を編むことに慣れてからの方がいいかなという感じ。
できあがったら、さりげなくカーディガンなどにつけたいですね。季節ごとに楽しめるように、オールシーズン分載っています。なんと作品数は25点。春夏と秋冬に分けて2冊にしてもよかったのでは?と思うくらい充実の内容です。
リースはいろいろ組み合わせて作るのかな?と思っていたら、chi・chi さんのblogで、ページ数の都合で作り方を載せられなかったとの記載を見つけました。blogもあわせて読むと、chi・chiさんの作品への思い入れが伝わってきて、よりいっそう楽しめる本だなと思いました。
続いて2冊目は、
こちらは、刺しゅうと編み物のコラボ作品。刺繍で縁取られた動物の土台に、かぎ針編で編んだお花のお洋服を飾りつけた繊細なブローチ。
作り方もとても詳しく説明されていて、同じようにすれば、きっと似たものができあがると思います。
私は、最初の刺繍の部分が苦手なので、眺める本になってしまいそう。編む部分は、極端に難しいことはありません。もし、刺しゅうがあらかじめしてあるキットがあったら、たくさんお花をつけてあげたいです。
前作の「かぎ針で編むルナへヴンリィの小さなお花のアクセサリー」の時もそうでしたが、後付けする絶妙な色付けが作品のポイントとなる部分ですね。同じようにできるかな?でもまねしてやってみたいなと思わず試してみたくなります。
この本の作品は、とにかく刺繍と編み物の組み合わせがすてき!この動物たちの表情は、編んだものでは、表現できないですよね。ちょうど、ルナヘブンリィさんの展示会が終わったところ。完成品を手に入れるのは難しいのかな?初日はなんと予約制。いつか見てみたいです。
ルナへヴンリィさんもSNSで製作過程を発信されていて、私も1ファンとして楽しく読ませていただいています。
以上、2018/春、ふと眺めたくなる2冊の本の紹介でした。
2018/11新刊出ましたね。
編み物本のこと、他にも載せています。
それでは、また