Knit BRANCHの編み物ブログ

BRANCHは枝のこと。木が枝を伸ばしていくよう、編み物の楽しさが広がりますように…

[編物検定]毛糸3級に合格するために。いよいよ製図が試験範囲に、3級学科試験のポイントをまとめています。

こんにちは、Knit BRANCHのtomoです。

 

 

 


前回に引き続き、級ごとのポイントを、実際に受検するにあたって勉強したことや受検後の反省などを踏まえてまとめていきます。今回は3級理論です。


実際に受検する際には、最新情報を下記協会にて確認してくださいね。
手引の申し込みもこちら、もしくは各支部へ

毛糸・レース編物技能検定試験運営、日本編物検定協会

 

編物検定3級に合格するために

 3級の審査基準は「毛糸編物の基礎的な知識と技能について応用する能力を持ち、実技欄に示された程度の作品の製作ができる」となっています。試験時間は、4級以降は変わりません。理論は、より内容の幅が広がり、問題数が増えたり選択問題ではなく記述式になったりしていきます。実技は時間内に編む量が増え、模様が複雑になります。

編物検定は年1回しか試験がないので、手引の勉強を進めつつ、自由に編んでみるといいのかなと思います。そうすることで、無理なく応用力も身につくと思います。

ここまで進んできたら、検定の対策だけを編んでいるのはもったいないですよ。

 

 では実際にどんなことが試験範囲なのか紹介します。受検に向けては、受験の手引を取り寄せ、それに沿って勉強を進めてくださいね。

 

 

 

ではスタート!

3級の理論

素材、用具、名称、色彩となっています。JIS記号については審査基準の表には記載されていませんが、実際には出題されます。4・5級の内容は理解できているものとされているので、3級の手引だけで対策を進めないよう注意してくださいね。

 

f:id:amimono-seikatsu:20180216123921g:plain3級理論のツボ

①過去問を手に入れて、出題傾向を確認しよう。

素材にしても、被服の名称にしても、細かい内容まで載っています。何を覚えたらいいのか、どのように勉強を進めたらよいか、迷いが出てくるころではないでしょうか?そんな時は、過去問を取り寄せてみてください。できれば、1年ではなく数年分。ヤマをかけるということではなく、問題を知ることにより、理論の大事なところが分かってくるからです。

実際の内容を見ると、素材については家庭科の授業で習ったかも?という感じ。実際の毛糸を選ぶ際にも役に立ちます。用具は編み物をするときに使う独特なもの。使ったことがないようなものもあり、今でも名前が分かるだけのものもあるので、そこはちょっと残念。色彩では、トーンについての説明が詳しくされています。

 

②3級からのポイントは、製図

3級は難しい、と感じる最大のポイントは、やはり製図ではないでしょうか?洋裁の経験などで製図は理解できてますという方、うらやましいです。私は編物検定の受検をきっかけに製図を始めました。最初のころは、ただ暗記していくだけ。でも、級が進んでいくと、前の級の理解が一気に進んだりします。易しく感じるんですね。編物検定の製図は、徐々に複雑になっていきますから、がんばってついていきましょう!

 

理論では、部分名称を覚えるところから始まります。具体的には、背肩幅や着たけ、肩下がりなど。製図の理解を深めていくうえで、名称は大事なので、覚えておいた方がいいですよ。えりやそでの名称も出てきます。記述で出やすいところなので、正確に覚えましょう。実技理論の部では、えりについては3級から、そでは2級から製図が出てきます。デザインと製図がつながってくると、よりいっそう理解が深まります。

 

 



3級の実技理論

3級も4級に続き、実技理論があります。実際の試験では、理論が30分、実技理論が1時間です。原型から展開していく製図は、この実技理論に含まれます。

 

f:id:amimono-seikatsu:20180216123921g:plain3級実技理論のツボ

①採寸・製図記号・略記号は必須項目

製図をして編むときには、参考寸法ではなく、実際に採寸すると思います。その時の寸法のはかり方が記載されています。また実際に製図する際には、製図記号が必要になるので、これもまた覚えます。

 

②原型はカーブの引き方に注目

編物検定の製図は基本的に1/5縮図になっています。手引に載っている原型を見るときには、ぜひカーブの引き方に注目してください。例えば婦人用原型の後身頃の場合、バストラインやウエストラインは直線なのですぐに引けますね。では、そでぐりはどうしよう、となった時にどんなルールで線が引かれているか、確認してみてください。ショルダーポイントから真っすぐおろし、バストラインと当たったところ(点A とします)までを3等分しています。下から1/3の点とバストラインの端を結び、2等分します。2等分した中央の点と点Aを結び、その中央を通るようにカーブを引きます。文章で書くと分かりずらいですね。この文章から理解するというのではなく、製図を注意深く見てほしいということの例えとして、書いてみました。

 

試験では、前身頃・後身頃の原型が記入されている状態からスタートです。スタイル画を見て製図していきます。注意書きがあるので、それをもとに順番に製図していくと分かりやすいですよ。練習する時も、原形を理解したうえで、過去問を何度も解いていくと、いつの間にかすんなり引けるようになっていくと思います。婦人用ベストやプルオーバーは出題されやすい問題ですし、基本となってくる形だと思うので、まずは取り組んでほしいところです。ちなみに、えりやそでは原型がないので、白紙の状態から製図します。

③製図以外も実は大事

どうしても製図に目がいってしまう3級の実技理論ですが、ほかにも大切なところが多くあります。実際にセーターを1枚編むときに必要な技術が満載です。

例えば、編ゲージのこと。続いて、そでやネック、肩の目数の増減の仕方(計算方法)。そして肩の部分を編むときに必要な引返し編の編み方。様々なネックラインの製図そでの付け方ととじはぎ。実際の試験では、その一部が出題されるだけですが、時間をかけて、もれなく身に着けたいですね。

 

実技試験については、別の機会に

 

次は、2級理論。専門的な知識と技術に入ります。とはいっても、難しい話ばかりではないはず。私の実力から見ても、ポイントをまとめるにはいっぱいいっぱいの知識量なので、ちょっとラフに書いていきたいです。毛糸検定もレース検定も1級の合格をいただきましたが、まだまだ経験不足を感じています。


 

 

2級についてはこちらにまとめています。内容が多いので、3回に分けています。
まずは2級理論
2級実技理論(製図を除く)実技内容からの学科試験です
2級実技理論(製図)2級の製図についてまとめています

 

4級はこちら
編物検定4級に合格するために

 

編物検定のことはこちらにまとめてます
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