こんにちは、Knit BRANCHです。
何回目かの春の嵐、桜はあっという間に散ってしまい、今はユキヤナギやレンギョウがきれいに咲いています。
野呂英作「メロディー」が1玉あったので、機械編みでザザッと編んでがま口バッグにしてみることに。がま口の扱いには慣れていない私、うまくいくのでしょうか?
野呂英作「メロディー」を編んでがま口バッグを作りました
作り方
材料
今回は野呂英作のメロディーを使用します。
段染めが美しい、独特の世界が広がっている野呂毛糸。その色の移り変わりを最大限生かせるよう、編み方はメリヤス編み。幅は広すぎず狭すぎずというところを狙っています。
がま口はこちら
こういう金具はAZ-NET手芸にたくさん売っていますね。がま口には型紙が付いているものが多いから、 がま口のデザインを先に決めて注文。その後ついている型紙に合わせてカットします。
今回はアンティーク色。特に主張のないシンプルなデザインにしました。サイズは23㎝と大きめ、手持ちバッグサイズです。一緒に持ち手も購入しました。
がま口の金具って結構いいお値段しますよね。そのくせ取り付けるときはぎゅっと挟んだらやり直しができない気がして、いつも緊張します。
編むところ
編み機でザーザー編みました。表裏は同じ模様が良かったので、2枚分取れるように横長に編んでいます。
カットします
編地をアイロンがけしてピシッと伸ばしたら、裏面に接着芯を張り型紙通りにカットします。内側の布地も用意しました。
縫います
編地を使用していますが、説明書を見ながら布地で作る場合と同じように縫っていきます。
- 表に使用する編み地に飾りをつけます
- 編地同士を縫い合わせます
- 内側の布地を縫い合わせます
- 内布の中央部分に厚紙を貼ります
これで袋が2枚できました。飾りとして付けたボタンはマクラメレース用のパーツです。
マクラメレース用に売られていたこのボタン形のパーツはピューターパーツというそうで、アンティークなメッキが施してあります。キラキラしてなくて使いやすい!ゴールドタイプもあります。
口金をつけます
口金の溝にボンドを入れて編地と布地を押し込みます。編地と布地がずれないようにあらかじめ口の部分を合わせてしつけをかけました。もう一度ボンドを溝に入れ、付属の紙ひもを押し込み、口金の両端をペンチで閉じます。
今回実はいろいろ失敗しちゃってます。
- 金具のつなぎ目近くの編み地がよれてるし
- 内側のボンドがいっぱいはみ出てる
- 裏地につけた厚紙は何となく落ち着かない
完成
中に少し詰め物をしてふっくらとさせたら、いろいろ失敗はあるけれど、とにかくバッグにはなりました。野呂毛糸に助けられ、カッコよくできたと自画自賛。編地の色と内布も色はよくあっていると思うし、赤がポイントになっていい感じ。外側の編地も、赤でステッチすればよかったかな?
持ち手を付けました。
がま口っていうだけでかわいいと思っちゃう。このサイズ、肩掛けにしたいけど金具の幅が狭いような・・・肩掛けだと金具がもう少し端についているものを探したほうが良さそうですね。
作ってみて
今回は編み機で、密に編みました。スイスイ進む糸ではなく、1段1段確認しながら編む感じ。おもりはしっかりとかけ、糸のからみをほぐしながら編んでいます。単糸だからかよじれてきます。
上手に口金をつけるには、まだまだ経験が必要。ボンドがはみ出てしまったのは、先が太かったから。そういうところはすぐにでも直せそう。サイドのところも、次はもう少しきれいにできそうです。
「メロディー」は海外ではソックヤーンとしても使われています。同じくらいの太さだと、くれよんソックヤーンもありますね。こちらもバッグ作りに使えそうです。
使用したもの
毛糸 野呂英作「メロディー」
がま口用口金「 INAZUMA がま口 口金 可動式カン付き」
持ち手「本皮持ち手 1本手タイプ 38cm」
飾りパーツ メルヘンアート AC469キャストピューター留めパーツ
こういうの使ってみようかな
以下覚え書き
編み機 KI-150 いとぼうちえ
ダイヤルR
150目で1玉編みきり
編地は型紙ギリギリ分しかないため、アイロンがけで調整が必要(ワイヤーを入れてアイロンがけしたら、ピンを止めたままワイヤーを抜き、そのまま接着芯を貼る)
今度は肩から下げられるバッグにしたいなー
それでは、また