こんにちは、Knit BRANCHです。
ブリオッシュ編み、今教室では静かなブームが来ています。いきなり編み始めてもいいけれど、ステップを踏んで練習したらなんだかいい感じ。普段忘れがちなテクニックのおさらいにもなってちょうどいい機会になりました。
注:ナンシー・マーチャントさんの本はとっても詳しく説明が載っています。ブリオッシュ編みだけ編みたいという場合にはそちらを見ながらすぐにでも編み始められますから、こちらはすっ飛ばして本の購入をおすすめしますd(^_^o)
「1目ゴム編みの作り目」
1目ゴム編みの作り目はいろいろありますが、ブリオッシュ編みを意識して練習するなら棒針に直接糸をかけていく方法がおすすめです。
練習は1色で行いますが、表目で始まり表目で終わるようにすると本番へもスムーズに進めると思います。
道具と毛糸
並太毛糸
棒針(玉なし)6号
目の作り方(針に糸をかける)
①初めの糸のかけ方
▲短いほうの糸は必要寸法の3倍から4倍にしています。今回は23目作りました。短いほうの糸は80㎝にしています。
▲棒針1本を糸の上にあてて
▲針先を下に下げ、手前の方に持ってきます。
▲上まであげると針に糸がかかります。糸が動かないよう指で押さえます。これが表目のもとになります。表目、裏目をしっかり意識してくださいね。
②裏目のもとを作る
▲糸の下をくぐらせて針を手前に持ってきます。続いて矢印のように針先を進ませながら、手前の親指側の糸を針にかけます。
▲かけおわりました。糸が交差しているところが棒針の下に並ぶようにします。
③表目のもとを作る
▲次は表目のもとを作ります。矢印のように針先を進ませて、糸を針にかけます。今度は向こうがわにある糸を針にかけます。
▲糸をかけ終わるとこの形。これが表目のもとになります。ここまでで表・裏・表の3目分のもとができました。この後は繰り返しです。
②番、③番を繰り返す
▲先ほどの②番の「裏目のもと」と3番の「表目のもと」を交互に作ります。
▲10目まで進みました。下から見ると表のところ縦に、裏のところは横に糸が渡っているように見えます。この糸が交差しているところが1直線に並ぶときれいです。
▲最後は表にして目数が奇数になるようにします。この後は長い糸のみで編んでいきます。
編むとすべるの繰り返し(行き)
▲向きを変えます。糸は手前にしておきます。ここからの1往復分は表目になるところは編み、裏目になるところはすべります。
▲まず1目めは裏目になるところなので、糸は手前のまますべります。
すべるとは、向きを変えないように左の針から右の針に移すことです。これ以降すべるときは糸は手前にします。
▲次の目は表編みをします。糸は向こう側にして、普段表編みをするときと同様に、編みます。
▲裏(すべる)・表(編む)と繰り返し4目分進みました。この写真では一番端の目は右手の親指に隠れています。
▲同様に繰り返します。一番端は裏なので、ここも糸を手前にしてすべって終わりです。
ここで1往復するところの片道(行き)が終わりました。
編むとすべるの繰り返し(帰り)
▲向きを変えます。今度は端の目が表なので、まずは表編みします。
▲表編みしたところの写真です。
▲次は裏なので、すべり目にします。この段でもすべるときは、糸を手前にしてからすべります。
▲次の表編みを編んだところ
▲さらに次の裏をすべったところです。以降表裏を繰り返します。
▲この段は最後が表になるので、表編みをして終わります。ここで1往復の帰りが編めました。
できあがり
▲1目ゴム編みの作り目ができました。
ゴム編みの作り目では、これでようやく作り目ができたことになります。作り目を1段目として数え、次は2段目になります。今見ている面が表側になります。
▲続けて1目ゴム編みを編みました。最初のところはゴム編み止めのような形になり、伸縮性があります。
ブリオッシュ編みの作り目では、このゴム編みの作り目を応用して2色で作り目を作ります。
第2回はイギリスゴム編みの練習です。
おまけ
▲先ほどの方法で作り目を編むと袋状に2重になっています。その間に細めの棒針を通し、
▲写真のように伸ばすと、端の目がそろえることができます。きれいに仕上げるためのちょっとしたコツです。
最後までご覧いただきありがとうございました。