こんにちは、Knit BRANCHです。
今年も藍の生葉染めの季節がやってきました!今年で3回目、染色の手順は年を追うごとに慣れてきました。今年はKnit BRANCHメンバーのももさんの畑でもりもり藍が育ち、葉っぱの量もたっぷりですヽ(*´∀`)
今年の藍染め
使用した材料
▲使用した材料と道具たち
今年からお鍋が大きくなりました。藍の葉っぱはざっと1キロくらい。染めるものは500gほどを用意しました。
▲羊毛も染めてみようと思います。今までにもたくさん作ってきた原毛のコサージュを藍染のきれいなブルーでもできるかな?
▲今回も大活躍のミキサーです。
▲はじめは上の部分を刈り取った状態なので、全部で1.5kg。朝早くから畑で刈ってくれたモモさんに、ほんと感謝 これがなくっちゃ始まらない
▲使用するのは葉っぱのみ。まずはちぎります。
染色の仕組み
藍の葉に水を加えを粉砕することにより、酵素の働きで色の元ができます。できた溶液の中でもんだり混ぜたりすることにより、その色の元を繊維に吸着させます。その後干すことにより、その色の元は空気中の酸素と結合し、青色になります。
動物繊維は電気をたくさん帯びているので、色の元の吸着もよく、きれいに染まりますが、植物繊維は電気が少ないのでそのままでは染まりません。
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染色中
▲途中経過は前回と同じなので省略です。工程をまとめた記事は、最後に貼っておくので参考にしてください。
染めた結果
▲原毛を染めたものがこちら。1回染めなので淡い水色です。原毛のうねうねした毛並みを残したかったので、あまり動かさないようにネットに入れて染色しました。
▲こちらはウール・シルク・リネンの混紡の糸。太さは中細くらいです。2回染めしているので、濃いめの水色になりました。リネン部分の染まりが弱いので、濃淡が出ています。
▲こちらは紅茶染めに重ねたもの。手にしているものは藍が弱め。その奥は藍を粉砕してから早い時間に行ったので、よりしっかり染まり渋い黄緑になっています。
▲今回も存分に楽しむことができた藍の生葉染め。この楽しみを来年もまた味わえるように、花が咲くまで見守りたいと思います。
2023.7.17 追記
当日の様子を収めたショート動画を追加します。
動画って様子が分かりやすいですね~
Knit BRANCHのYouTube始まりました!こちらの編集リーダーも今回お世話になったモモさん。何でもできちゃう達人なのです
染色の工程はこちら▼
藍を育てたときの記録は、こちら▼