こんにちは、Knit BRANCHです。
今回は編物検定1級の理論(スタイル画)について、前回まとめた1級理論の続きになります。
前回の記事はこちら▼
このスタイル画を描く問題は、1級の手引で初めて登場します。絵を描くことがとっても苦手な私は、慣れるのに時間がかかり苦労しました (T_T)
ポイントに気を付けて描いているうちに、こんな感じでいいのかなっというところまでたどりついたのでまとめます。
今回のまとめが絵を描くことが苦手という方の参考になればと思っています(*´∀`)♪
実際に受検する際には、最新情報を下記協会にて確認してくださいね。
では早速、スタイル画についてまとめます。このスタイル画も理論の30分の時間内に描きますから製図を見慣れていることも大切です。
1級以外の級に載っている製図のスタイル画が出題されることもありますから、復習も忘れずに。
では実際にどんなことが試験範囲なのか、紹介します。受検に向けては、「受験の手引」を取り寄せ、それに沿って勉強を進めてくださいね。
1級の理論(スタイル画)
スタイル画のツボ
①編物検定のスタイル画とは
編物検定で求められるスタイル画には、カッコよさや装飾は必要ありません。手引にもありますが、私たち受検者はスタイル画の専門家ではないので、モードの表現は必要ないのです。少し気が楽になりますね。そもそもスタイル画は、デザインの意図を示したり、製作をうながすためにあるようで、まずは正確さ、そしてバランス、シルエット、ラインなどが重要視されています。
製図にあることは正確に、また8頭身のプロポーションに従い、S字型のポーズで書いていきます。
②基本の線の位置を確認しよう
8頭身のプロポーションを見ると分かりますが、肩線、バスト線、ウエスト線などの位置には決まりがあります。まずはこの決まりに沿って書いていきましょう。頭身線は0から9まであり、特に注意して描いたのは・・・
あごが1➡8頭身になるように
肩が11/2➡セットインスリーブなど肩の位置は大切、幅は顔の幅の2倍です。
ウェストが3➡上着の着丈、ボタンの位置を決めるために
ひざが6➡スカート丈を決めるために
くるぶしが73/4➡ここを目指してバランスを取りました
手先は5➡袖丈を決めるために
他にも細かくありますので、確認してくださいね。
③傾斜をつけてかっこよく
実際の試験では、ほとんどの出題が正面ポーズです。ポーズということは直立ではないということです。編物検定では、Sポーズで描きます。
詳しいところは手引きを見ていただくと分かりますが、ウェストとヒップを右へ動かして、前中心線を移動させます。そして、足元をバランス線上に持ってくることによって安定をはかり、肩線などには傾斜をつけます。 左手は腰に当ててポーズの完成です。
これに服を着せますので、遠近感も出て、自然とかっこよくなります。
④製図に忠実に
試験では、製図が問題用紙にあり、それをもとにスタイル画を描きます。製図にあることを正確にスタイル画に表現していきますので、製図の中のポイントとなるところに注目します。過去問を取り寄せると、回答のところにその問題のポイントが書いてあります。スタイル画を描いてみたときに、もれなく表現できているか見てみましょう。
具体的にはこんな感じです。
- 正面ポーズである➡問題文に指示があるから
- 8頭身である➡スタイル画の基準なので
- えりは○○カラーである➡製図の中に表現されているのでそのままに
- ダーツがある➡こちらも製図にあれば、スタイル画にも必要ですね
- ふち編みが描いてある➡ふち編みがあるかないか、編み方も確認して
- 着丈が製図通りである➡ほかにスカート丈や袖丈も
- 手・足・靴が描かれている➡製図が上半身だけでも必要です。
他にも色々あります。
細かいところでは、ゴム編か?とか模様編みが描いてあるか?という時もあります。ベルトをしているなんていうこともあったと思いますし、中に着るものが指定されていることもあります。
とにかく問題文に忠実に、描いていきます。時間がないので、製図を見たときに、できあがりのイメージができていないと大変。ほかの級のものも含めて、製図とスタイル画が結び付くようにしておきましょう。
余談ですが、私が一番苦労したのは、顔ですね。書いてあれば回答としては問題ないのですが、すごーく怖い顔になってしまったり、ふざけているように見えたり…普通っていうのが難しかったです。いやいや本当に簡単でいいんですが、絵心の無さですね~。
⑤練習する時は・・・
過去問を取り寄せると、問題用紙が縮小されており、そのままコピーして練習したりすると、本番でとまどいます。「受験の手引」に載っているサイズが本番と同じ(同じくらい?)だったと思います。練習する時もそのサイズで描くようにしましょう。
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最後までご覧いただきありがとうございました。