Knit BRANCHの編み物ブログ+

編み物ブログの予定ですが、内容が編み物以外にも広がりつつありますm(__)m

食紅(食用色素)で毛糸を染めました。

 

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こんにちは、Knit BRANCHです。

今回は食用色素を使って、毛糸を染めました。

以前amazonで購入していたもの、ひなまつりのお寿司のデンブを作るために買ったものを利用して、ソックヤーンを染色に挑戦。

 

 

 

使用糸

これまでと同じくウール75%・ナイロン25%のソックヤーンを使用しています。1かせは、およそ10gです。

使用した染料(食紅)

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▲セットで購入した食用色素です。

黒は竹炭なので染められないだろうと思い、今回は除外しました。

  

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▲説明書きの面です。

100%色素というわけではなく、ほとんどがデキストリンです。デキストリンとは炭水化物なので、色を付けるものではありません。

色素は青で8%、赤でも15%程度。食用〇号などの名前がついていますが、すべて酸性染料です。

そのため、羊毛や絹などのタンパク繊維にイオン結合で染着します。一般には酸の添加で染着を促進させることができるので、今回も酢酸を使用しました。

 

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▲右側は賞味期限切れΣ(゚д゚lll)

染色には問題ないと思います。

どちらも赤色ですが番号が違うため、色合いが異なるのではと予想しています。

調べてみるとタンパク質への染着性は赤色3号の方が良いみたい。そのあたりも気になります。

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▲中身はこんな容器に入っています。

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▲サイズはこれくらい。5.5g入っています。

 

 手順

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▲ふたを開けます。中ぶたはありません。

誤食防止のためかふたは少し硬いので、こぼれないようにそっと開けます。 

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▲付属で付いていたさじで計量します。

計量はざっくりです。これくらいかどれくらいかわかりませんが、1さじで約0.1gだそうです。

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▲最初はどれも10さじ入れて染液を作りました。いつもと同じくはじめ少量の熱湯で溶かし、水を加えています。

青・赤は溶けにくいので、糸を入れたときに濃度の差が出ないよう、しっかり混ぜました。

この後の染色方法は、酸性染料で染めたときと同じです。

10さじ入れて10gの糸を染めると、計算上では黄色が1.4%o.w.f、青が0.8%o.w.f、赤が1.5%o.w.f。計量がざっくりなので、それくらいかなという程度です。 

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▲お鍋で湯煎し、放冷中です。

液の中に少し色素が残っているように見えますが、はじめの濃い液から比べるとかなり薄くなりました。

色が残っていたので加熱時間を伸ばしたり、酢酸を加えてみたりしましたがここで終了。

できあがり

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▲すすいで脱水。

写真を見て気が付きました。当然なんですが、箱の色とそっくりです ( ゚д゚)   

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▲濃度を変えて染めてみたものです。

参考に調べた資料では、青色1号の染着性がほかの色より少し良かったので、青と緑は濃度を下げたものも染めてみました

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▲濃い方が10さじ、薄い方は2さじです。

もし仮に100gのソックヤーンをこの薄い方くらいの色に染めたい場合は、その10倍の20さじを入れると染められるということになります。

濃い方の色の場合は、染色専用の酸性染料を購入した方が、コスト的には安くなると思います。

 

 

 

染めてみて・調べてみて

食用との表記ですが、飲んでも大丈夫とは決して思いません。手についた場合も皮膚に色がつきますのから、染料のとりわけの際には手袋をした方がいいと思います。

また、使用するビンも濃い液を入れることになるので、染色専用にすることをおすすめします。

本来の使用目的とは異なる食紅によるソックヤーンの染色ですが、とっても良く染まりました。

材料を手にいれやすく、きれいな色が揃っています。混色した場合の色の名前も、チョコレートとか、メロンとか食べ物の名前がついていたり、スミレとかセピアとかちょっと乙女チックな名前もありました。

 

どんな色に染まるのかな?

 

参照した資料のURLです。

・食用色素について

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1915/62/8/62_8_818/_pdf/-char/ja

・業務用食用色素のお店です。

www.colormarket.jp

 

今回使用した食紅です。

 

染めるときには酢酸または食酢を使用します。

 

 

天然と書かれている食紅は、今回使用したものとは異なりますので、染められるかどうか分かりません。

濃いとか薄いとか、あっ好きな色になったとか、楽しみながら染色しているとあっという間に時間が過ぎていきます。

お鍋での加熱は30分くらい沸騰が続くようにしています。時間はかかりますが、ゆっくり温度を上昇させ、ゆっくり冷ませば素材のいたみも少ないと思います。

大事なものを染める際には、まずはお試しされることをおすすめします。予想外の色になったり、ムラになったりすることもありますから

 

違う食紅で染めたときのことはこちらです。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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